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疲労管理システム

疲労測定システムの開発協力

Windowsパソコン向け交通安全管理システム
FHM Safety for Windows」開発協力
 
過去の事故の経験から、ドライバーの疲労の管理を客観的に行える方法を探していた時に、携帯電話向けに疲労度を測定するソフトウエアを開発した記事を見て、開発元(現フリッカーヘルスマネジメント株式会社)に、業務用の計測ソフト開発をお願いするとともに、仕様決定等に協力し、遂に完成したのがFHM Safety です。
 
販売:株式会社トライプロ 疲労度測定管理システム-fhm-safety/
 
 

導入の効果 (日本交通心理士大会2014で報告)

始業点呼時のフリッカー値と急ブレーキの関係
 

日高営業所で2012年から実験的に導入しました。日高営業所は事故が殆ど無いため、事故件数の推移で導入効果を見ることはできませんでしたが、始業点呼時のフリッカー値と急ブレーキの発生頻度に相関関係が認められました。

デジタルタコグラフで急減速(12km/h以上の減速)が1日に1回発生したドライバーの当該日の朝のフリッカー値、2回発生したフリッカー値、ゼロ回のフリッカー値との間に図のような、相関がみられました。

この結果から、朝の時点でフリッカー値が低い(=疲労度が高い)と、その日に、急ブレーキを踏む事態(ヒューマンエラー)が発生する危険性が高い事を類推できると考えます。出発前にドライバーにリスクの高さに気づいてもらうことで対策行動の実行を期待できると考えます。

 

 

始業点呼時の自己申告と急ブレーキの関係
 
 同様に、自己申告による疲労度と急減速との間での相関についても調べましたが、相関は見られませんでした。このことからも、疲労を自己申告で管理することには無理があり、疲労に起因する事故を防止することに繋がっていると考えます。
 
 また、毎日疲労度を測定することによって、疲労に関する意識が向上し帰宅後の疲労解消に向けての行動の変容が有ったことが、アンケートから解りました。

急ブレーキの回数が多いのは

 

朝の時点で疲労度が高い(=フリッカー値が低い)と

その日に、急ブレーキを踏む事態(ヒューマンエラー)

が発生する危険性が高い事を類推できると考えられます。

 

急ブレーキの回数は

① 運行の変化に気づくのが遅れている

② 安全意識が薄れている

=ぼーっとしている

③ 運転にむらがある

が考えられます。

常に集中して運行する事が

求められている中で、

疲労による集中力の低下は、

事故リスクが高くなります。

 

 

活用事例は様々

活用
フリッカー値を使った
活用事例は様々です
たとえば
点呼時に、
運行上の注意をもう一つ増やす
手紙を書いてみるメールを送る 
のように個に対する気配り
 
ミーティングで周知のように集団へ
 
日々のシフトに疲労度を考慮し 
生産性を上げる
健康診断結果や
ストレスチェックなどの併用
などがあげられます。   

 

 

 

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